申告分離課税の罠?

FXや株に対しては分離課税が適用されます。税率は20%(細くは復興特別所得税が課されますので20.315%です)。

一般的な所得とは異なり、株やFXに対しては20%という税率が認められている理由として、金融資産からの所得であり大きな金額になりがちであるとから分離課税が認められている、などと説明されることが多いのですが果たして本当でしょうか。

最近でも、仮想通貨投資に対し分離課税を適用すべきとの論調が報道がされています。
儲けに対しての税額が減るのですから、喜ばしいことであると思います。

ただ、株やFXもそうですが、勝てる投資家はほんの一握り。
多くの投資家は、退場させられるほどに大きな損失を抱えるか、退場はしないまでも損失を抱えている場合が多いです。つまり、税金を払っていない場合が多い。

ここからひとつの考えられる事は、「20%という安い税率を適用するのは、そもそも個人投資家から税を徴収するという気がないのではないか」というものです。

 

分離課税が適用されたということで、ほんの一部の投資家しか参加していなかった投資分野に、一般人が多数参入してきます。かつてのFXもそうでしたし、これからの仮想通貨投資も同様になることが予想できます。

そして新たに投資分野に参入してきた個人投資家の多くは損失を抱えます。彼ら投資家の損失は、投資業者へわたり、法人税の形で徴収されます。
分離課税の適用により落ち込んだ税収は、投資家人口が増えたおかげで増収した投資業者の法人税などの別の形で徴収されていると考えるのが自然です。

 

ご自身がFXを始めようと思い立ったきっかけを考えてみてください。
その理由の一つに税率の低さが入っていると思います。

税率が低いことは素晴らしいことですが、上記のようなからくりがあるかもしれないと頭の片隅に置くことで、冷静にFXに取り組んで頂きたいです。
「複利の力」や「レバレッジの力」は投資の強力な武器ですが、税率が低いことに惑わされて、FXが自分の戦いの場であるのかどうかを見極めることを忘れないで下さい。

税率が高くても、自分の得意な戦い方ができるところを選んだ方がお金は楽に稼げますし、手元に多く残すことができるようになります。

FXは楽ではありません。
リターンが大きい分リスクも大きいですので、頑張ってください。


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